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節分 :: 2015/02/04(Wed)

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伝統を重んじることは、繊細なことだとおもう。
誰にでもできることじゃないし、それなりの労力と気合いが必要だからだ。





昨日は節分でしたね。
皆さん、ちゃんと豆まき、しましたか?
俺は、していません。笑
ふつうに仕事して、ものすごく暇で暇で、どうにか仕事を見つけるのに必死で、節分のことなんてほとんど忘れていました。



節分なんて、最後にやったの、いつだったっけ? というくらい昔のことなので、もうそういう歳じゃなくなってかなりの時間が経つんですけど、俺の彼氏は、ちゃんと豆まき、したらしいです。




「外にむかってまいたよ、ちゃんと」



俺の彼氏は(というか、彼の家族みんななんだけれど)、そういう家庭の伝統行事をなるべく重んじるひとたちである。
節分はもちろん、きちんとお盆には家族揃って山奥のお寺まで赴き、そこの坊主からありがたい説法をうけるし、墓参りも必ずその時期に行っている。
冬は正月前にお餅をつくし、おせち料理もきちんとつくる。



信じられないことに、彼の家族は彼と、その両親だけで、弟がふたりいるのだけど、ふたりとも都会に出てしまっているから滅多なことでは帰ってこない。
その彼氏も、今年35歳になる。
とても豆まきなんて柄じゃない(見た目の問題だ。彼は見た目完全にホストとかヤンキーなので、そういう行事をきちんと執り行うようには到底みえない)。



ときどき家に、どこかの坊さんがやって来て、お祓いだかなんだかをやってもらったりしているし、なんだかそういう事は、俺にとっては全く縁のない、異質なものだったから、最初はかなりおどろいた。
30を過ぎた大人が豆まきをやっていることもそうだけど、その季節にとって主となる行事をきちんと全うしようとする、彼ら家族に、である。




俺の家では、おせち料理はもちろん、豆まきもお盆の墓参りも、説法をうけにお寺まで行くという慣習もない。
彼の家とは、まったく違う環境で育ってきたから、よけいにびっくりするし、興味深いと、おもう。





ただ、普段の食事はやはりめっぽう適当らしく、しかも両親とも質素な食事が好きなので、料理が関係してくる行事には基本的に、関心がないらしい。
冬至のかぼちゃとか、クリスマスのごちそうとか。



まぁ、そういうものなのかもしれない。
子どもが居れば話は別だけど、その子どもである俺の彼氏も、もうすぐ35歳だ。
かぼちゃやクリスマスごときでわくわくするような年齢でもないだろう。


世の中には、そういう伝統行事をきちんと貫いてやり遂げることに意味をおぼえるひとたちと、そういうものに頓着せずに季節感といえば桜、夏休み、クリスマス、大晦日と正月、バレンタインとハロウィンぐらいにしか考えていないひとたちの、二種類いるとおもう。
俺の家族は後者で、彼氏の家族はまちがいなく前者だ。


大きな行事小さな行事関係なく、家族が続けてきたことを、今も変わりなくやり続けようとしているのだ。
何かをやり続けようとすることは、すごくひたむきで繊細な作業だとおもう。
豆をまいたあとの後片づけとか、お餅をついたあとの臼の洗い方や、おせちが余ったときどうするかということばかり考えてしまう。
そういういくばくかの苦労や面倒を省みずに、やり遂げるというのは、なかなかどうして、誰にでもできることじゃない。



ましてや、ひとりで「鬼は~外!福は~内!」と言いながら豆をまいている彼を想像すると、可笑しいを通り越してもはやコントじみていて、逆に興味深い。


その豆をひろう様子や、それを持て余している彼を思うと、まるで別人みたいな気がしてくる。
全然知らないひとのような気がして、同時に、彼が俺とは違う環境で生きてきたひとなんだと思い出す。
もう5年近く、いっしょに居るけれど、わからないところは、まだ時々、ある。
そういうことを発見するのを楽しいと思うか、ばかばかしいと思うかで、その後の過ごし方もまったく変わってくるんじゃないかな、と、おもう。



そういう小さな、ほんとうに小さな何かが、誰かといっしょに居続けるときには役に立つかもしれない。
そう思って、俺は、でも俺ならやらないな、と、半ば観念的に考えた。
だって、俺は、ちっとも繊細じゃない。
伝統行事はクリスマスや正月やバレンタインだと思っているような男なのだ。
それでいいと思っているし、いまさら変わることもできないだろうと思って、開き直る。



そうして開き直ることで、自分は彼とは違うと確信し、ひとと違うってなんておかしいんだろう、と思う。
そして、それってなんて心安いんだろうと思う。ちょっと違うことで、俺たちは繋がっていられるような気がするから。




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